愛媛の鯛めし
![[活き]宇和島鯛めし](https://foodiscovery.jp/assets/img/taimesi/taimesi-main01.jpg)
[活き]宇和島鯛めし
はるか昔、宇和海に浮かぶ日振島を拠点とした伊予水軍たちは、新鮮な魚をつまみに船上で宴を開いていました。その際、茶碗にご飯をつぎ、醤油と刺身を混ぜて食べたのが宇和島鯛めしの始まりとか。今流の宇和島鯛めしは、新鮮な鯛の刺身と生卵をといた特製のタレを混ぜ合わせ、そのままあつあつのご飯にかけて食べます。こりこりと歯ごたえの良い鯛に、少し甘めのまろやかなタレがからみ、何杯でもお代わりしたくなる美味しさです。
![[炊き]松山鯛めし(北条鯛めし)](https://foodiscovery.jp/assets/img/taimesi/taimesi-main02.jpg)
[炊き]松山鯛めし(北条鯛めし)
お釜の蓋をとれば、ふっくらとした鯛が丸ごとのった松山鯛めし。その起源は、西暦200年頃まで遡ります。神功皇后が鹿島神社を訪れた際、地元の漁師が献上した鯛をご飯にのせて炊いたところ、皇后の大のお気に入りに。その料理が松山鯛めしとして受け継がれています。ほぐして混ぜ込んだ鯛の食味も格別ですが、驚くのはご飯の旨さ。一粒、一粒に鯛の旨味がしっかり染み込んでいます。
![[焼き]東予・洋風焼き鯛めし](https://foodiscovery.jp/assets/img/taimesi/taimesi-main04.jpg)
[焼き]東予・洋風焼き鯛めし
洋食文化が根付く東予地域では、新ジャンルの鯛めしが登場しています。「東予・洋風焼き鯛めし」は焼いた鯛の香ばしさと、洋風の調理法を生かしたハイカラな味わいが特徴。店舗ごとに、様々な洋風焼き鯛めしが味わえます。ぜひ、各店舗に足を運んでいただき、個性ある鯛めしを体験してください!
愛媛の鯛と特徴、美味しい理由
「魚の王様」と称される鯛は、愛媛県が生産量日本一を誇り、「県の魚」にも指定されています。愛媛でうまい鯛が育つ秘密は、豊かな2つの海域。瀬戸内海では、天然鯛が多く漁獲され、特に日本三大潮流と言われる来島海峡周辺では、潮の流れの速さによって身の引き締まった鯛が多く獲れます。また、宇和海は、太平洋から黒潮が流れ込み、豊富な栄養素やミネラルによって養殖に最適な環境が生まれ、高品質な鯛を育みます。さっぱり上品な天然鯛、ほどよい脂と旨味の養殖鯛、それぞれの特長に合わせた絶品料理が、愛媛では数多くふるまわれています。